一人反省会

今年の反省は今年のうちに。来年をより良い一年にするために。

 

 

  • 委託契約は専門外の人を担当にしない。
当たり前の事ができていなかった。支離滅裂な内容を委託先が読んで困惑したことは想像しやすい。怒りを覚えていたと想像できる。委託元と先の関係が上下関係になりやすく、この場合、委託先の担当者は素直に受け入れ、妥当性を打ち合わせでも話さない場合がある。
 

先の項目に関連しているが、何も疑問に思わず言われたことをそのまま受け入れる委託は危険な存在。経験上無責任・スケジュール管理しない担当者がこの場合が多い。最終的に委託先の管理をする羽目になる。さらに検収内容もずさんだ。委託契約担当者が専門外だとそのまま受け入れてしまう。穏便に済ます習慣のある会社だと尚更たちが悪い。

 

  • 競合品担当者はプロジェクトに参加させない。

これも当たり前なこと。当然競合品担当していればそれに愛着が湧くし、コンペでそこを勝たせたいと思うのは自然なこと。会社のためにベストなものを客観的に選ぶというできた人ばかりではない。プロジェクトに参加しても積極的にならないことを複数人のこういう人達を受け入れて最も実感した。上司の指示でも反対すべきだったし、マネージャーには絶対すべきではなかった。当の本人的には積極的に参加しているつもりなのかもしれないが、半年以上同じ作業をしている状況は異常なことに誰も声を上げない状況はまずかった。利害関係にあった人たちは今別のプロジェクト担当専門になり積極的に業務にあたっている。

 

基本の「き」。会社が開発プロセスを導入したおかげで別プロジェクトが回り始めたことからも会社が重要性を証明した。半年以上開発プロセスの重要性を説いていたが理解いただけなかった。モトローラAMDで開発経験のある人を管理職に招聘したいと進めていたが、私の病気の悪化とともに消滅。開発プロセスを理解できていない人は線表を伸ばすことに躊躇いもない。プロジェクトに火がついた時期に会社が導入してくれた事もあり、今”別のプロジェクト”が回っている。

 

  • 仮定の管理をする。

仮定を導入するといつの間にかそれが常識になり、それを忘れ根拠のない結論を導出してしまう。委託先の管理者が途中参加の人に経緯を十分説明していないと尚更状況が悪化する。仮定は開発プロセスのタイムライン上で明示し、その数と寿命が目視できるようにしておく事が重要。数が多いほど破綻しやすいし、寿命が長いほど不安定な開発状況といえる。出戻り工数発生の原因要素でもある。

 

  • 健康は大事。

去年末から不眠症になり、最終的に自律神経失調症になって休職した。期待値未満のことが続くと人は簡単に体調崩すことを学んだ。今も病気が続いていて、根治するには発病までの期間以上に長い時間を要する事がわかった。第三者から見れば異常な行動も多々してしまっている。その時は普通に行動しているつもりでも、それはその人の病気による行動という事。振り返ってみると指摘されて普通じゃないと気づいていた。自己嫌悪のネガティブスパイラルにはまる。原因が自分以外にある時それをそのまま上司に伝えると、他責にしやすい人というレッテルが貼られてしまうことも経験した。相手を見て言い方を変える工夫がもっと必要だと実感した。

 

  • 最後に

ツラミばかりの一年だった。今年は恨み節を多々ツイートしていた(削除済み)。自分のプロジェクトが根拠のない批判により完全に否定され、公正な議論のないまま多数決で停止が決まった。新しいマネージャーが自分のプロジェクトを予め用意しておき、伏線を張っておいて博打を打って当たった形だ。今私は転職活動中。面談が決まった。このまま採用まで行って欲しいがそう簡単ではないだろう。

 

 

海外への転職も考えているし、海外からスタートアップ立ち上げに誘われている。日本の最大手のものつくり企業に勤めているが日本的価値観についていけなくなっている。エンジニア軽視なことも観測できた。委託管理しか経験がなく現場を知らないので物理的に無理なことを簡単に設定しようとする。ビジョンがない。未来を作るという意識が軽薄で、ワクワク感や楽しさを実感できない日本のものつくりは滅びてしまえば良いと思うようになっている。

 

 

来年はこれらの反省を生かし、より良い一年にする。